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Saturday, April 09, 2016

神戸英語教育学会第19回研究大会 

神戸英語教育学会第19回研究大会

日時:2016年5月4日(水・祝日)

場所:神戸市勤労会館 402研修室

(神戸三宮駅から東へ徒歩5分 神戸市中央区雲井通5丁目1-2 ☎078-232-1881)

   http://www.kobe-kinrou.jp/shisetsu/kinroukaikan/index.html
参加費:会員無料・非会員500円
問合せ先:木村麻衣子(武庫川女子大学) maiko290@mukogawa-u.ac.jp  0798-45-9813

プログラム
10時00分 受付開始
10時30分〜 総会(会長挨拶、会務報告、会計報告、その他)



<研究発表> 午前の部   司会 小橋薫(神戸大学)
1.11時00分〜11時20分  
英語授業における教師の学生の動機付けを高めるストラテジー」
  岩崎晴海(神戸松蔭女子学院大学大学院)

2.11時20分〜11時40分
 「高校英語教育におけるシティズンシップ教育-授業デザインの提案-」
    池田恵 (和歌山大学大学院)
 
3.11時40分〜12時00分
 「英語カナ表記の可能性に関する一考察中学生を対象とした音声指導を通して―
    上野舞斗(和歌山大学大学院)
 
12時00分—12時30分  質疑応答



昼食休憩(12時30分〜13時30分)



<研究発表> 午後の部  司会 林浩士(鈴鹿工業高等専門学校)
4.13時30分〜13時50分 
語彙知識について―英語学、認知言語学、心理言語学の観点から
   中田貴眞(四天王寺大学)
 
5.13時50分〜14時10分
 「英語入門クラス用のe-learning教材
   池田眞寸子(帝塚山大学)
 
6.14時10分〜14時30分 
「-言語から音楽へ-音韻論を用いた英詩分析と音楽表現について考える」
   後中陽子(近畿大学)
                          
14時30分〜15時00分 質疑応答
 
休憩(15時00分〜15時10分)

15時10分〜16時30分 KELT セミナー 真砂薫(近畿大学)
「日本の英語教育、ここが危ない:そこまで言って委員会」

16時30分〜16時40分 閉会の挨拶
17時00分〜 懇親会


発表要旨

池田恵  和歌山大学大学院
経済のグローバル化に伴い、競争と格差の新自由主義的な英語教育政策が顕著になっている。競争的環境や言語道具技能主義が重視される一方で、それと対抗的な他者との協働や文化的差異の尊重を重視するシティズンシップ教育が注目されている。しかしシティズンシップ教育の解釈は多様で、実践も不十分である。そこで本発表では、高校英語教育におけるシティズンシップ教育の可能性を考察し、具体的な授業デザイン案を提示したい。



岩崎晴海  神戸松蔭女子学院大学大学院
学生が効果的に学習するために、教師は学生の動機づけの重要さを強く認識する必要がある。本発表では、大学で教える教師が、学生の動機づけをどう理解しているか、また動機づけを高めるために用いているストラテジーについてインタビュー調査した。さらに、インタビューを行った日本人教師と英語を母国語とする教師が用いているストラテジーに違いがあるかについても検証した。



上野 舞斗  和歌山大学大学院
 日本の英語教育において,音声指導は大きく2つの指導法に基づいて行われてきた。聞こえてきた音を頼りにする直感・模倣法と,調音位置や調音法などに重きを置く言語・分析法である。しかし,これらは,音韻ループに何らかの障害を抱えていたり,抽象的事象を理解しにくい児童生徒には限界があるだろう。そこで,第3の指導法として,日本人母語話者であれば容易に読み取り,発音することができる「カナ」を活用した母語活用・比較法が有効であると考えられる。本発表では,中学生を対象とした指導実践およびその参加者の感想を分析し,英語カナ表記の可能性について考察したい。



中田 貴眞 四天王寺大学
本発表では、英語学、認知言語学、心理言語学の各分野における語彙知識に関する知見を整理し、語彙知識の学習・指導に際して留意すべき点を検討する。特に高頻度で用いられる単語、基本語については、その定義が複雑で、学習者の有する知識が母語話者のものに自然に近づくことは、少なくともEFL環境においては起こりにくいと考えられる。L2習得の理論を基軸に、認知言語学的手法を用いた句動詞や多義語の指導についても研究の手法と成果を精査したい。



後中陽子 近畿大学
大学の英語教育から文学教材が縮小されている近年だが、多様なメディアの発達に伴い、文学作品を翻案元とする多くの翻案物が世に出て、学生にも親しみ易いものとなっている。本発表では、Emily Brontëの詩を元テクストとする翻案作品、Celtic musicを奏するバンドAnoisによるCD ‘Emily Brontë’(2009)をとりあげる。翻案元テクストの詩に関しては音の効果に着目し、言語から音楽へと翻案された際、詩にみる音韻および調音のニュアンスがどのような演奏パフォーマンスに置換されたかを考察する。



池田 眞寸子 帝塚山大学
発表者は以前、無料のオンライン英語学習教材iKnow! を一般教養の英語科目で利用した。これは英語が苦手な学生たちにも好評であったが、iKnow!が2011年4月から有料化されたため、授業での利用を断念した。しかし今年初め、Duolingoという無料英語学習サイトを知り、担当学生のレベルに適していたため今年度の授業で利用することにした。本発表では、Duolingoの概要と、三週間利用した学生の学習状況について発表する。

 

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